残念な事件:【HP作成ソフトリース商法横行】
yahoo トピックスに残念な記事がでていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100110-00000
これはもう5年ぐらい前から言われていること。
HP作成業者が、月額5万円の5年契約などで
リース契約を結び、その後は保守メンテナンスなど
対応を行わないことで問題になっています。
(対応しますと言って契約)
この事業のおいしいところは、HP作成業者は
契約を結ぶと
月額5万円 × 5年(60か月) = 300万円
が、リース会社から振り込まれます(一括か分割かは
契約内容による)。
こういう会社は営業会社で人が辞めては入りの
繰り返しで担当者が辞めてしまくことも多い。
そのため、担当が変わると言っていたことが
違うということもあるらしいです。
契約に至ったのは、営業マンがHPを作れば
売り上げがあります!といった話をしたから
という記事の内容ですが、HPを作っただけで売上があがるなんて
よっぽど商品が珍しく二ーズがあるか、
テレビなどで取り上げられるかしないかぎりありえません。
Webマーケティングの仕事をやっていてどうやれば
売り上げがあがり利益を上げるかを考えた場合は
◆サイトの目的
◆サイトのコンセプト
◆競合分析
◆USP(ユニーク・セリング・プロポジション) = 強み
◆サイト完成後のプロモーション
◆SEO対策を考慮したサイト設計
◆SEO対策を考慮したキーワード選び
(検索回数、二ーズのあるキーワードの分析)
<広告の場合>
◆一商品当たりの利益額から1件当たりの獲得単価の算出
(商品販売の場合)
◆アクセス解析
などなど書きだしたらきりがありませんが上記を考え
PDCAサイクルで長期的に実行、改善を繰り返して
いかなければいけません。
しかも、一社一社それぞれ違うので入念なヒアリングを実施し
その企業にあった方法を考えて行います。
ECの市場規模は、現在、6兆3,000億円、2013年には
11兆7,153億円にまで伸びると言われています。
しかしそれだけ市場規模が伸びるということは、競争がさらに
激しくなり勝ち組、負け組がはっきりしてきます。
参入企業が多く成熟化していくことを考えれば戦略的に
構築したサイトでさえもうまくいかないことが多いのが
現状です。
ECサイトで利益を出している企業は全体の1%という説も
あり、HPを作るだけではない外部パートナーと組む、もしくは
社内で専門部署を設置し人材の確保、ノウハウの蓄積を
行ったほうが良いと思います。
【外部パートナーに求めるも知識】(一部)
●広告(プロモーション)方法、広告の指標
●サイトのデザイン、ユーザビリティー
●仮説、検証力(PDCAサイクル)
●モバイル戦略 立案 (モバイル業界の把握)
冒頭のHP作成ソフトリース商法横行 で上場した会社もある
ので当時から知っていましたが、以前よりはリース金額も安く
知識のある企業が多くなっているので2,3年前より被害は
少ないと思います。
HPは使い方によっては非常に便利なツールで今の企業の
事業戦略には100%必要なものです。
弊社のマンガマーケティング のサイトも24時間働いて
くれるようにプロモーションをしお問い合わせを
いただいています。
今じゃHPがない、HPがつたないと「この会社大丈夫?」と
信用に関わるようになっていると思います。
そのためHPを構築する場合は、信頼できる担当者を見つける
ことが大事です。
信頼できる企業ではありません。
最終的には対応する人によって成果は変わると
思います。
自社にそれだけの人材がいない場合は、育てることを
視野に入れて外部の信頼できる人と一緒になって
取り組むことが大事です。
ある大手企業はマーケティング担当が7名、
金融企業は5名います。
企業規模が大きくなるとそれだけ重要性が増して
くるため外部に頼らない自社内での人材の必要性は
高くなります。
HP作成ソフトリースは、社会問題化してきたことで
今後なくなることを願います。