うう～ん･･･

･･･（黙々と仕事）

･･･

･･･（仕事に集中しなきゃ）

･･･

ちょっと！！悩んでるんだから助けてよぉっ！！

えっ悩んでいたのですか、鶴野部長

お昼なのでお腹の音かと思いましたよ～

お腹はう～んなんて言わないよっ！！
いや～マンガ広告って面白そうだからさ
僕も1ページ描いてみようと思ったんだけど…

ぶ･･･部長、実は絵が得意とか！？

いや全然

ですよね～

まずはテキストで書き起こしてみてはどうですか？

マンガなのにテキストでいいの？

最初はテキストでシナリオを考えて
そこから絵にするという方も多いようです

こんな感じかな？

こ･･･これは！さっすが部長ですね～

いや･･･セリフが長いですね

より詳しく書いたほうが、登場人物がどんな人かわかりやすいし、
それに情報がきちんと伝わるんじゃないの？

試しにマンガ原稿１ページに、このセリフを入れてみましょう

は･･･入らない･･･！

やっぱそうですよね、ボクも長いって思ったんですよ～

さっきは、さすがって言ってたじゃん！

いや、あれはその･･･

では、１ページに合わせてセリフを調整してみましょう

できたよ！

おお！ぐっと読みやすくなりましたね！

シナリオを文章にするときは
1ページの分量を考えて構成することが大事みたいです。
あとはその場の状況を書いておくと絵にしやすいとか

その場の状況？

たとえば最初のコマで主人公がいる場所はどこですか？

これはリビングだね
PCを開いてオフィス家具を検索しながら悩んでるんだ

なるほど！その状況を書いておかないと伝わりませんね！

そういうこと

みてみて！シナリオっぽくなったよ！

これならイメージしやすいですね！

部長が最初唸っていたのも、”腕を組んで”とか”首をかしげながら”とか
書いてあったらわかりやすかったですね～

いや、ここ、現実世界だから

えっいつから現実だと錯覚してたんです？

えっ！？

…こ、怖い話はおいておいて、とにかくこれで僕も漫画家デビューだね！

それはちょっと…

果てしない道のりですね