忘れていた想い

新卒で入社した会社は飛び込み営業。

1社の契約書をとるのに、何度も訪問し数カ月はかかっていた。

それを承知で何度も何度も訪問。

アポもとらず今思えばかなり効率は悪いが

断られるのは当たり前。

不在な時は、名刺を必ず置いて帰り、

訪問したことを担当者に気づかせる。

張り紙をして帰ったこともあった。

そうやって関係を築いていってやっと

会ってくれる。

サービスや価格は競合他社とほぼ同じ。

強みがなければ営業力と人間力で数字を作るしかない。

実際に、それで数字は上げれた。

目の前に発注する仕事があってそれを競合他社と争う。

契約後も、新聞記事や業界ネタ、商品情報などあらゆる

ネタを作り出し、理由をつけて訪問。

とりあえず訪問して顔を出す。

これが仕事。

今みたいに具体的な提案なんてなかった。

東京に来て入社した前職の会社は、テレアポして

訪問するスタイル。

沢山の同業者からテレアポを受けているクライアトばかりのため

アポをとるのも難しい。

それでも何度も何度も、電話する。

言い方を変えたり、値引きされた媒体情報を連絡したり。

今日、改めて思ったが

この2つの営業スタイルには、「諦めない心」があった。

断られても何度も何度も挑戦する。

今も営業でクライアントをまわるがスタイルはプル型営業。

WebマーケティングでHPで集客して

問い合わせをもらって訪問。

そんなスタイルでやっていると、「諦めない心」を忘れていた。

錆びついている。

貪欲な気持ちがない。

人「財」採用に力を入れているが、その気持ちがないから

うまくいかないことに気づいた。

自分が、仲間として仕事をしたいと想った人に一度断られたぐらいで

諦めている。

想いが通じないなら通じるまで機会をつくりだし話をしないといけない。

うちぐらいの小さな会社で待っているだけで人が来るはずがない。

営業も採用も同じ。

根本は、相手に「想いを伝える」こと。

同じ方向で一緒に歩いていけると想った人にはダメでも何度でも話をすればいい。

マンガ「サラリーマン金太郎」に気づかされた。

自分の人生でマンガから学び、得られたことは本当に大きい。

そんなマンガに関わる事業をやっていることは幸せだと思う。

サラリーマン金太郎のように人の心を揺さぶるような人間になろう。

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Title: 忘れていた想い
Date Posted: 2010年10月17日
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