映像制作費5億円!東京五輪

今日の日経新聞39面



「言われてみりゃ、高いわな」

~五輪5億円映像 都知事ただす~


という記事。

以前から、五輪招致の最終プレゼンで

⑩分間の映像の見積もり額が5億円だったことは

知っていましたが今日の記事は

「言われてみりゃ、高いわな。どうして

高くなったのか(制作した)電通にしかとただす」

という石原都知事の発言が掲載

さすがに5億は高いだろ!と思うけど映像制作の

手間やクリエイティブの仕事なので何とも言えません。

広告の仕事をするようになって、ロジックを持って

仮説を立て一つの広告を配信するまでの時間と

大変さはよく感じているのでなんとなくですが理解はできます。

おそらく、電通は、オリンピック招致するために専門家の

意見や検証などでかなりの時間をかけて制作したのでしょう。

オリンピックを招致できるかできないかで、日本の歴史にも

かかわるし、経済効果(2兆8342億円)を考えると日本の今後を

左右する一大事業です。

一つのコンテンツの見せ方だけで人の印象は

変わるのであらゆる角度から分析したのではないかと思います。

TV番組は何気なく見てますが恐ろしいぐらいの手間がかかっていて

それに関わる多くの人の熱意や経験で世に出ていると思います。

TVの撮影現場にいる人の数だけでも多いですからね。予想ですが。。

しかしここで言いたいのは



「どうして高くなったのか(制作した)電通にしかとただす」

という石原都知事。

というかなぜ今頃そんなことを言いだすのか。

普通見積りを見た時点で聞くだろ。

見積もりを見た時点で確認するだろ。

やはり民間と感覚がずれている。

自分のお金じゃないからかコスト感が鈍い。

その映像は東京都民が働いて修めた税金で制作しているのでは?

映像が不満で何度か注文をつけ、作りなおしたとのことですが

不満を電通に向け



「何でこんな程度のものしかできなかったのか」

と。。。。。。。。絶句。。。。。。

「こんな」もの」と表現するような映像で、オリンピックのプレゼンに

出たのか。。。。

そりゃ妥協したものを出したら招致できないのは当たり前。

というか、今頃そんなこと言っても。。。。

先日の日経新聞でも

横浜開港150周年記念イベントが大失敗に終わり

かなりを赤字をだしたという記事で、プロモーションを

行った博報堂JVとADKに対して費用を補填させるような

記事が出ていました。

どういった契約形態になっているかはわかりませんが

行うプロモーションは事前に、横浜市側にプレゼンしているはず。

それを納得してGOサインを出しておいて、うまくいかなかったから

責任をとれ。

というのは恐ろしい。

プロモーションを行う場合は、成功させる、ROIを高めるというのを

前提にプランを立てるはず。

でも100%成功するなんて保証は全くない。

それを失敗したからと言って広告会社の責任にするのはタブー

だと思う。

※この件は内情をよく分からず新聞記事のみでの感想です。

自分の身銭を切ってリスクを負いながら事業を行っている民間と、

税金で事業を行う人はやはり考え方が違うのかと改めて思います。

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Title: 映像制作費5億円!東京五輪
Date Posted: 2009年12月12日
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