【マンガ活用法(ランディングページ編)】訴求したいことを全部マンガにすると効果がある?

【マンガ活用法(ランディングページ編)】訴求したいことを全部マンガにしておけば、読んでもらえて、分かりやすくなって、効果がある!…って本当?

Webマーケティングコンテンツマーケティングマンガマーケティング2018/04/06
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鶴野

太巻くん!ちょっと!これ何?

太巻

なんですか鶴野部長? ああ、先日頼まれた
我社の新製品「腰痛の人にやさしすぎるイス」の
LP(ランディングページ)に載せるマンガ広告の見積もりですよ~

鶴野

いくら何でも高すぎるでしょう! こんな予算でないよ…

3社ほど制作会社と打ち合わせて、見積もり取ったんですけどね…
どこも似たような感じなんですよね~

細井

これ… マンガ何ページ分の制作見積もり?

堂々の200ページ相当です!

え… なんでそんなに?

細井

多すぎる…

だよねぇ… なんでそんな事になってるのよ。

今回の新商品を語るには、やはり我社の成り立ちから始まって
開発に至るまでの道のり、乗り越えた苦難、様々な機能、ボクと嫁との出会いなど
いろいろ盛り込んでほしいので、その事を打ち合わせで話したら
どこの制作会社でも、これくらいになるだろうってことです。

太巻くんと奥さんの出会いはいらないでしょう。
でも…たしかに特に力を入れてる商品だしねぇ
そのくらいボリュームが必要なのか… 

細井

…いやいや、そんなにいらないでしょう…

え~
LP(ランディングページ)に載せるマンガですし
その量はさすがに多いかと…

やっぱりそうだよねぇ 
マンガでも、その長さはしんどいと思うよ

じゃあ、この内容を何ページくらいにまとめます?

 

この後、3人のおじさんは
何ページのマンガなら、ランディングページに載せて読みやすいのか?
という事を検討しましたが…

 
鶴野

…わかんないね…

太巻

…そうですね…

鶴野

ここはプロに聞いてみましょうか~

 

というわけで、某制作会社さんに来てもらいました

 

 

吉井です。よろしくお願いします!

鶴野

では、いままでの経緯を説明しますと…カクカクしかじか

太巻

そんなわけで、何ページくらいにしたらいいですかね?

結論から申し上げますと
これだけの内容を少ないページで表現するのは、さすがに無理です。
それに、ターゲットにとって興味のない情報を長々と説明しても
かえって逆効果になります。

なるほど…

ほら~ 鶴野部長、あんな情報量はいらないって
言ったじゃないですか~

ちょっと!太巻くんが入れたがってたんでしょ!

具体的には、どうしたらいいですかね…?

今回、訴求する商品は「腰痛の人にやさしすぎるイス」で、
ターゲットは顕在層で間違いないですか?
制作したいのは、そのLP(ランディングページ)に載せるマンガ
ということでよろしいですか?

はい!我社としても、力を入れてる商品なんですよ~

それならLP(ランディングページ)には
「いいイスを探している腰痛の人」が比較的ニーズを顕在化させている
状態で流入してくるので、まずは流入してきた「ユーザーが求めている情報」を
徹底的に分析のうえ、マンガで効果的に訴求することが大切です!

え~っと? どういうことでしょう?

あくまで一例ですが
ターゲットがLP(ランディングページ)に流入して内容を見る時は、
このような流れです。

 

ここで「御社の成り立ち」といった内容が
延々と続いたら、ターゲットはどうすると思いますか?

ぼくがなら…早くどういうイスなのか教えてよ!
って気持ちになりますね

鶴野

たしかに、腰痛にいいイスの事を知りたくて来たわけだから
うちの歴史の話が出てきてもねぇ

細井

LP(ランディングページ)から、すぐ離脱するかもしれません。

 

そうですね!
極端な例で言うと「バナナを買おう」と店に入ったら、店内には
「リンゴしか置いてあるようにしか見えなかった」場合
店から出て行ってしまう人が多くなると思いませんか?
LP(ランディングページ)も同じなんです。
期待した モノ=情報 がマンガに入っていないと離脱しやすくなります。

なるほどね~
じゃあ、今回作りたいランディングページの場合は
「腰痛の人にやさしすぎるイス」の説明をすぐに出した方がいいですかね?
それも一つの手段ですが
マンガを活用するのですから、弊社であれば次のような構成をおススメします!
これなら、こういった
ターゲットの心理と行動が期待できます!

 

なるほど~
LP(ランディングページ)に流入したターゲットが
そのまま マンガの主人公になるような感じだね!

まず《共感》を得られれば、自然と続きを読む事が期待できますね。

いきなり、商品の機能説明があるより
こっちの方が 読んでみよう って気になりますね~

訴求する商品やサービスの性質によっては、最初に機能説明をする方が
有効な場合ももちろんあります。
先ほどの例は、最初にマンガで《共感》を得る内容ですね。
その上で、商品の効果をマンガで「疑似体験」してもらい、訴求商品がターゲット
の悩みに対する解決策であることを具体的にイメージしてもらいます。

具体的なイメージができて、期待があるから、続きのテキストでの説明も
読み進めたくなる…というわけですね。

今回訴求する商品の機能説明であれば
マンガで説明するよりも、テキストと図表などで説明した方が
分かりやすいかと思います。

そうか~ とりあえず、全部マンガにしておけば
分かりやすいだろう って考えじゃダメなんですね~
鶴野部長、反省してください!

鶴野

うん…反省する…って、太巻くんもだよ!

鶴野部長…こちらの会社さんは、いろいろと考えて制作してくれる所のようですし
このまま制作をお願いしていいのでは?

そうだね~

では、訴求商品やターゲットについてもう少し詳しく教えていただけますか?
ターゲット分析、商品分析、市場分析など徹底して行ったうえで
マンガ制作に取り掛かりますので!

 
 
 
こうして、よい制作会社も見つかって
新商品用のマンガLPの制作は順調に進んでいくのであった。
 
 

とにかくマンガであれば
「読んでもらえる」「わかりやすい」
というわけではありません。

マンガを活用した広告は増えていますが
ただ、マンガ広告を制作すれば効果が高まるわけではありません。
マンガではない方が訴求内容が伝わる場合もありますし
コンテンツを提供していく「構成」や「 マンガ広告の配置」も重要です。
マンガ広告を制作するにあたっては、ターゲット目線に立ち
訴求する情報を取捨選択のうえ、
ストーリー設計を行っていく必要があるのです。


マンガ広告は
「マンガを作るだけ」ではないのです。

企業側がターゲットに訴求したい情報と、ターゲット側が求めている情報は
必ずしも一致するとは限りません。

ターゲット分析、商品分析、市場分析など
マーケティングに必要な分析を徹底的に行ったうえで
伝えたい内容、伝えるべき内容、求められている内容を吟味して
適切なマンガ広告を制作する事が不可欠なのです。
これが「マンガマーケティング」です。

とにかく訴求内容をすべて盛り込むために
大量のマンガ制作を進める制作会社もありますが、
『マンガマーケティング』の観点からはおススメいたしません。

あくまでマーケティングの観点から
ターゲット目線で訴求すべき情報をマンガ広告に盛り込み、
広告としての効果を期待できるマンガ制作が重要なのです。

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