サッカービジネス。
今日は仕事の時より早起きして
サッカーの練習試合に参加しました。
チームは東京都1部リーグのチームで
有限会社が運営するプログレッソ東京。
本格的なサッカーは数か月ぶりだったので
当然動けずボールが足につかず今日は30分のみ。
でもチームの雰囲気はよく、高校の時に選抜で
一緒だった知り合いの友達がいたり、ここでもまた
すごい偶然があったりとまた参加しようと思います。
3月29日に開幕戦なので何度か参加しレギュラーに
このチームは会社形態で、小学生、中学生、社会人と
チームを持っています。
将来的には今の事業を大きくしてその後はサッカーを
子供たちに教えることを仕事としたいと思っているので
いいお手本となるかと思います。
しかしあまりビジネス色は強くなく当然お金儲けが目当ての
チームではなく、元Jリーガーの監督さんが会社運営し
やっているとのこと。
ここで僕が考えることは、
■子供たちにサッカーを教えて利益を追及してもいいのか。
福岡では、毎日子供たちをボランティアで教える監督がいて
子供一人だいたい月3,000円という料金ですが、東京や
神奈川では、週1回の練習で8,000円。
東京近郊では十分ビジネスとして成り立ちます。
会社として子供を教えて得る収入として思いつくのは下記。
① 試合の時にカメラマンを呼んで写真を撮ってもらう。それを
ホームページでアップし父兄や子供たちに見てもらい欲しい
写真があれば有料で販売
② 消耗品のスパイクやユニフォームを安く仕入れて利益を乗せて
販売
⇒ 父兄に世に出ている定価の値段で買ってもらってもらう
より企業努力で仕入れルートを確保し利益を乗せたとしても
安く提供
③ 数百人の子供達がいれば、雨の日など練習の有無の連絡を
しなければいけないので父兄の携帯にメールで連絡。
その際に近くのスーパーなどに広告を出稿してもらい広告料収入。
④ ホームページで監督、コーチのブログを毎日更新し父兄に見て
もらう。(アクセスを増やす)
⇒ アフィリエイト広告で収入を得る
⇒ 提携しているサッカーショップなどの広告を掲載
などなど。
その他企業にスポンサーになってもらうのもありですね。
でもこれを見た人は下記のことを感じるかもしれません。
『子供たちにサッカーを教えることを金儲けの道具にするな』
僕も少なからずひっかかる部分はあります。
でも僕は子供たちや父兄のためにもやるべきだと思います。
それは、サッカーを教えることが『人間教育』になるからです。
僕はサッカーを通して、礼儀礼節、人を想いやる心、忍耐力、
競争意識、一生付き合っていくであろう仲間との
出会い、主将をやることでチームメートへの接し方、など
ここでは書ききれないことを学びました。
そういったことを学べたのは良い指導者に出会ったことが
影響しています。
Jリーガーを目指す子供の夢は大切にしなければいけませんが
将来、プロになれるのはほんのわずかな人です。
U-12、U-15、U-18と各世代の日本代表に入ったいたとしても
プロとして長くやれるかわかりません。
そう考えると、サッカーを通して子供の個性を伸ばしつつ
『人間教育』にも力を入れるべきだと思います。
挨拶をする、親に感謝する、サッカー用具を買うことでお金の
ありがたさを教える、時間、約束を守る、人として当たり前の
ことを教えることで社会人として、人とし成長することができます。
ここでいう『人間力』を教えるには会社形態でサッカースクールを
やっている場合や普通のサッカースクールで教えている指導者の
収入を安定させより力を注げる環境を作らなければいけません。
そう考えると利益を追求することは必然だと思います。
もちろん子供を食い物にするなんて言語道断ですが、利益を
だして、そこで得た利益をさらに子供のためにつかう。
利益を得ることで、指導者には、サッカーに専念できることにより
他の仕事をしなくてすむ時間的ゆとり、心のゆとりが生まれます。
【時間的ゆとりの使い方】
■ 子供一人一人とコミュ二ケーションを密にとる
■ 子供との交換日記などのフォロー
■ 会報誌などで父兄とのコミュニケーション
■ 小学生、中学生のサッカー強豪チームへの進路先の相談
(友人がセレッソ大阪のユースチームにいましたがトップチームに
昇格できないとなると大学の進路相談で面談があり高校の担任とも
話をしてくれるとのこと)
■ サッカー以外のイベントの計画 (キャンプ、クリスマス会など)
■ 希望者への海外サッカー留学
(サッカーのためだけじゃなく異文化に触れることを教える)
etc~
【心のゆとりの使い方】
■ 指導者の収入の安定、
etc~
やはり生活が安定しないと常に不安に思います。
また毎月決まった収入があるよりも会社形態で収益をあげ
得た利益をストックすることでさらなる安心感も生まれます。
子供のサッカースクールが職業としてなりたてば引退後の
不安を抱える多くのJリーガーの受け皿となり、プロの技術が
子供たちへと伝わり日本のサッカーの底上げになると思います。
サッカースクールにも会社として事業として経営的視点をもって
行えばもっといい効果が生まれるのではないかと思います。
とりあえずは今の仕事をしっかりやった上で必ずやって
みようと思います。