『バカボンド』

『バカボンド』を32巻まで読んだ。

『バカボンド』は当然以前から知って

いたが、一気に読みたい性格なので

これまで読まずにいたが、ついに読んだ。

読んだ感想は、

●【天下無双】とビジネスは生きる上で同じことがいえる。

【天下無双】を目指し一心不乱に剣の道を

極めようとする姿を描く話は、『リアル』に

続きやはり心を揺さぶられた。

作者の井上雄彦氏は、1967年生まれ。

現在、44歳。

自分が44歳になった時、あれだけの思想が

あるかと考えたら、今はイメージできない。

またそれを人に伝えることができるのか。

画の才は、ないにしても言葉で伝えれるのか。

人の心を揺さぶることができる人間になれるのか。

【天下無双】を追い求める姿はビジネスで言うと

成功しお金を手にすることかもしれない。

成功の定義は人それぞれであり一概に言えないが

お金を稼ぎ、地位や名誉を手に入れ、人が羨む人間に

なることに近いのかと思った。

ただ、それを追い求め、行き着く先には何があるのか、

有名企業を作り東証一部上場企業になり年収1億円以上。

そこがゴールなのだろうか。

『バカボンド』32巻で宮本武蔵は

「【天下無双】は陽炎。ただの言葉だ。

いつからか忘れていた。何を一番に求めていたのか。

それに比べれば人より強いかどうか。それすらどうでも

良かった」

と言っている。

【天下無双】となったからこそ出た言葉。

おそらく、上場企業を作った創業者や財を築いた人が

ベンチャー企業の若い経営者を支援したり、ボランティア活動を

支援するのはこの境地に達したからだと思う。

自分にとって何が幸せなのか。

睡眠時間を削り、身を削り、仕事に捧げる今の生活を

追い求めていたわけではない。

家族からそんなに仕事をしてどうするんだ。

とも言われる。

お金はキレイごとではなく必ず必要なもの。

でもお金が全てではない。

心にゆとりと余裕をくれるもの。

そのゆとりと余裕があるからこそ、人に優しくなれる。

もしかしたら人に優しくできる人間になれるために

必死で仕事をしているのかもしれない。

でも必死で仕事をする理由は別にある。

自分の会社の事業を世の中に広めたい。

マンガを使ったマーケティグという新しい価値を

確立したい。日本の文化であるマンガをもっと

世界に発信したい。

そんな想いがあるから時間を忘れて仕事ができるのだと

思う。

今、幸せを感じる時は、社員のみんなが毎月の達成会で

楽しそうにしてる姿を見ることと、今のチームの

みんなとサッカーをしている時。

どちらも心に余裕があって、お金のゆとりと時間のゆとりが

ないとできない。

新しい名刺に、2013年までに「井上雄彦氏」に会うと

明記した。

言い続ければどこかでつながるかもしれない。

こういったことを、マンガを通じて考えさせて

くれる人物に会ってみたい。

クライアント様のマンガを制作するたびに、ストーリーを

作る難しさ、訴求点を強調する表現、絵の描写など

大変さや難しさを感じる。

クライアント様から時々、有名漫画家さんに描いてもらえないの?

という話をいただく。

単純に、井上氏と知り合いになれて、お願いできる関係に

なれれば会社として大きなアドバンテージを得ることに

なるがそんなことはどうでもいい。

マンガで人に影響を与える人物がどんな人なのかを

感じたい。

ただ、それだけ。

でも、一ファンとしてではなく、一個人として相対できるように

なるには今のままではまだ足りない。

来たるべき日をイメージし、マンガマーケティグ、マンガ広告で

胸を張って話ができるように今を磨く。

そのためには、もっと走らないと。。

やっと自分にも

『志』

が見えてきた。

ソフトバンクの孫社長の言う『志』が分かってきた気がする。

これが見えるまで長かった。

あとは、仲間を増やし突き進むのみ。

今日のブログの内容は読み返すと
よくわからん内容かも。。
まぁ、そんな日もあるか。。。

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Title: 『バカボンド』
Date Posted: 2011年3月6日
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Category: 未分類